【Coデザ共催】「第4回全国リビングラボネットワーク会議:社会変革を実現するリビングラボ」開催のご案内
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リビングラボは、これからのオープンイノベーションや地域と企業の共創などの文脈で注目されている概念で、最近では、経済産業省、厚生労働省、大阪・関西万博をはじめとする多くのプロジェクトがリビングラボの知見を活用しはじめています。
「全国リビングラボネットワーク会議」は日本各地で協働・共創に取り組む関係者が一堂に会し、協働・共創の仕組みであるリビングラボ(※1)について知見交流やネットワーキングする機会として2018年よりこれまでに3回開催されてきました。
一方、社会の動向に目を移すと、SDGsの提唱やウェルビーイング概念の普及、気候変動やCOVID-19の影響などにより、人々の価値観や協働・共創の目的は大きく移り変わりつつあります。この変化に伴い、これまで蓄積されてきたリビングラボの知見も、社会変革を実現する知見として捉えなおす時期にきているといえるのではないでしょうか。
そこで、今回は「社会変革を実現するリビングラボ」をテーマとし、リビングラボにおいて転換された価値観を体現するための新しい社会やサービス、テクノロジーのあり方をどのように見出していけるのかについて、国内外の事例や対話セッションをつうじて、皆さんと深める機会とします。
基調講演として、People’s Living Labをコンセプトに掲げる大阪・関西万博に関わる羽端大氏(公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会、一般社団法人 Studio Policy Design)による講演や、国内外のリビングラボ実践者の事例紹介、対話セッションを予定しています。
※1:リビングラボ:サービスの利用者である生活者と、サービスの提供者である企業・行政などが共にサービスを創る(共創する)方法論
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【開催概要】
◆日 時:2022年3月14日(月) 15:00~17:30
◆開催方法:Zoom ウェビナー
◆プログラム(予定)
■第一部 基調講演 「これからの社会デザインに向けた日本の共創アプローチ」
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会、一般社団法人 Studio Policy Design 羽端大氏
■第二部 対話セッション
【対話セッション1】事業やサービスを通じて社会変革を実現するために
(ショートトーク)
・Jessie Jeongju Seo氏(Eisai Korea Inc.)
・水野恵理子氏(株式会社エヌ・ティ・ティ・データ)
(対話セッション)
・モデレータ:木村篤信氏(株式会社 地域創生Coデザイン研究所)
・パネリスト:羽端大氏、Jessie Jeongju Seo氏、水野恵理子氏
【対話セッション2】社会変革を実現する地域と企業の協働のあり方
(ショートトーク)
・原口悠氏(一般社団法人 大牟田未来共創センター)
・今林知柔氏(Co-Studio株式会社)
・松浦克太氏(株式会社 地域創生Coデザイン研究所)
(対話セッション)
・モデレータ:原口悠氏
・パネリスト:今林知柔氏、松浦克太氏
◆参加費: 無料
◆お申し込み先
以下のZoomウェビナーリンクより事前登録の上ご参加ください。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/webinar/register/WN_6-7hKtyyQ-evppctfjDJIA
◆共 催:一般社団法人 大牟田未来共創センター(ポニポニ)
株式会社 地域創生Coデザイン研究所
一般社団法人 未来社会共創センター
東京大学 高齢社会総合研究機構
◆後 援 : 西日本電信電話株式会社
公益財団法人 九州経済調査協会
◆お問い合わせ:
申し込みについて: リビングラボ研究交流会事務局 sympo1@cc-aa.or.jp
会議の内容について:大牟田未来共創センター(ポニポニ) info@poniponi.or.jp
◆共催団体紹介
■(一社)大牟田未来共創センター
大牟田市を舞台に事業を展開する通称「ポニポニ」。いわゆる「狭間の問題」に取り組むプロジェクトを立ち上げ、行政と政策をつくり、企業との協働を進めています。令和3年度から地域包括支援センター2箇所の運営を開始しました。地域から「問い」を生み出し、問題に対応することから、「問題を起こさない社会システム」への転換をめざしています。
※スタッフ募集中です。ご関心がある方は、info@poniponi.or.jp へお気軽にご連絡ください
■(株)地域創生Coデザイン研究所
みんなが主体的に共創できる未来の社会について考え、実践するために、NTT西日本から立ち上がった組織です。人がのんびり動き出せる土壌や未来に向けた問いなどを大切にしながら、地域や企業のみなさんとの共創活動に取り組んでいます。
■(一社)未来社会共創センター
安心で豊かな長寿社会、持続可能な未来社会の創造に向けて、産官学民が協働することを通じ、新たな価値を共創する拠点となることを目指します。
ゲストプロフィール紹介
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羽端大氏
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
一般社団法人 Studio Policy Design2011年、経済産業省入省。産業技術政策、政府成長戦略の策定及び国内外広報、イノベーション政策、スタートアップ支援政策、文化経済政策等に従事し、2018年には官民連携のスタートアップ支援プログラムJ-Startupを立ち上げ。2020年10月より、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会において、2025年大阪・関西万博の企画業務を担当。2018年より、米国パーソンズ美術大学大学院において、デザインと政策に関する研究に従事(MFA/美術学修士号)。一般社団法人STUDIO POLICY DESIGN共同設立者/理事/政策デザイナー。
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徐廷婤(ソ・ジョンジュ;Jessieジェシー)氏
エーザイ韓国、企業社会革新理事(ナウ社会革新ラボ) / Eisai Korea, Corporate Social Innovation Director (NOW Social Innovation Lab)
企業社会革新活動家。社会転換運動家。エーザイ韓国で20年間HR、組織文化担当し、現在は企業社会革新理事として在籍中。企業が社会転換志向のビジネスを行うことができるよう、現場と連携し、社会問題解決及び社会転換を推進するビジネスモデルを共同創出している。2015年、年齢を重ねても障害や疾患があっても安心して自分らしく生きることができる社会を志向する「みんながいるから私がいる:나를 있게 하는 우리(ナル イッケ ハヌン ウリ)」という民間企業主導の社会運動を開始。歌手イ・ハンチョルを中心に、ナウ社会革新ネットワークの多様な利害関係者と協力し、社会転換につながる変化の取り組みを共同創出している。
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水野恵理子氏
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 公共統括本部 社会DX推進室
NTTデータ入社後、アジャイル開発などの経験を積んだ後、2012年からUD/UXデザイン、サービスデザイン思考に関する開発支援に従事。UXやSDに関するセミナー講師や、ミラノ工科大学のサービスデザイン講座に短期留学の経験も持つ。2021年度より、市民を長期的に巻き込み社会をデザインするリビングラボの活動に着目し、調査・実践活動を開始。人間中心設計専門家。
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今林知柔氏
Co-Studio株式会社 取締役副社長 COO
株式会社Flower Loop 代表取締役
528株式会社 取締役 COOオムロンでエンジニア10年、戦略室で5年勤務し、Co-Studioを共同創業。オムロンには材料技術部門での商品開発と、CVC内でのアクセラレーションプログラム立上げなどに従事。2020年から現職。大企業や自治体の新事業立上げに特化したワークショップやプロトタイピング、および会社立上げに関するファシリテーションを担当。
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原口悠氏
一般社団法人大牟田未来共創センター 理事
NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事一般社団法人大牟田未来共創センター 理事、NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事。異なるセクターをつなぐことで新しい価値を生み出すため、ドットファイブトーキョーを立ち上げ、2013年NPO法人化。福岡県大牟田市において、2019年に(一社)大牟田未来共創センター(ポニポニ)を立ち上げ、大牟田市健康福祉総合計画等の政策形成支援、制度や領域の狭間に落ちるテーマについての各種プロジェクト組成と推進、企業とのリビングラボ等に取り組んでいる。
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松浦克太氏
株式会社 地域創生Coデザイン研究所 ポリフォニックパートナー
NTT西日本入社後、自治体システム開発のエンジニア、プロジェクトマネージャ等を経て、新規事業開発に8年間従事。複数の自社サービス開発に携わるとともに、アクセラレータープログラムの企画運営、ベンチャー企業との協働による子ども向けプログラミング教育事業の立上げ〜地域展開を牽引。2019年より大牟田市などにおいて、リビングラボによる課題解決・価値創出の実践を行っている。2021年、地域創生Coデザイン研究所設立、現職。地域と企業とがより良い形で関わり合い、価値を生み出せるような仕組みの構築に向け模索中。
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木村篤信氏
株式会社 地域創生Coデザイン研究所 ポリフォニックパートナー
デザインイノベーションコンソーシアム フェロー大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学を修了後、NTT研究所に入社。2021年より現職。博士(工学)。主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボの研究開発に従事。デザイン研究のチームを牽引し、企業内のUXデザインプロジェクト、地域の社会課題に関するリビングラボプロジェクトを多数実践し、コンサルティングや教育活動を行っている。現在は、大牟田市などの地域主体ともに、まちづくり、地域経営、サービスデザイン、社会システムデザインなどの文脈で新しいソーシャルデザインのあり方を探求中。著書に「2030年の情報通信技術生活者の未来像」(NTT出版|2015年)等。
*大牟田未来共創センター、(株)地域創生Coデザイン研究所・NTT西日本、大牟田市、のリビングラボの取り組みは、日本デザイン学会で表彰されるとともに、第3回リビングラボネットワーク会議では基調講演に招待されています。また、公共デザインやスマートシティに関するメディアにて取材記事が掲載されています。
PUBLIC DESIGN LAB. 大牟田未来共創センター:「匂い」を呼びさます地域経営
https://note.com/pub_lab/n/n4b6f780cbc14
https://note.com/pub_lab/n/ne9efa05c8f74
Sustainable Smart City Partner Program 超高齢社会「以後」の地域経営モデル
https://digital-is-green.jp/branding/human-centered/001.html
https://digital-is-green.jp/branding/human-centered/002.html
https://digital-is-green.jp/branding/human-centered/003.html
【参考資料】
基本的なリビングラボの特徴と効果、課題をまとめた論文
木村、赤坂(2018)「社会課題解決に向けたリビングラボの効果と課題」『サービソロジー』5 巻, 3 号, p.4-11.
リビングラボのような共創活動が持続するための仕組みについて述べた論文【グッドプレゼンテーション賞受賞】
木村, 原口, 山内, 松浦, 金(2021),持続的な活動/持続的な変化に向けたリビングラボ概念の拡張, 日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会.
企業のイノベーション創出につながるリビングラボについての論文
木村,原口,山内,松浦,原口,(2021),新たなアーキテクチャを見出す地域共創プラットフォーム~リビングラボが産業イノベーションを起こす可能性~,ヒューマンインタフェース学会研究報告集、Vol.23, No.6.
日本のリビングラボの構造的課題とそれを乗り越える可能性について述べた論文
木村,(2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局.
本質的な社会課題解決(社会システムのアップデート)の共創手法を提案している論文
木村, 山内, 原口, 松浦, 林(2020)リビングラボを組み替える地域主体~ポニポニ(大牟田未来共創センター)の社会課題へのアプローチ~、ヒューマンインタフェース学会研究報告集、Vol.22, No.7.