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木村篤信が「第2回データ活用・DX推進産官学連携セミナー:リビングラボ特集」に登壇します

持続可能な地域社会への変革を見据え、「人々が主体的に共創できる社会」の実現をめざす株式会社地域創生Coデザイン研究所ポリフォニックパートナーの木村篤信が、国立大学法人新潟大学 ビッグデータアクティベーション研究センター主催のイベント「第2回データ活用・DX推進産官学連携セミナー:リビングラボ特集」に登壇いたします。

あらゆる分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)への機運が高まる中、「デジタル人材」の育成が共通の重要課題になっており、新潟大学は、AI/ビッグデータ活用に関する産官学連携活動を通し、AI/ビッグデータを有効に扱える「実務者人材」の育成を推進し、またデータを活用した地域課題の解決に取り組んでいます。
一方、地域創生Coデザイン研究所は、現代社会の社会システムの限界が多様な社会課題を生み出し、また、地域の持続可能性が失われつつあるという課題意識にもとづき、それを乗り越える手法として共創・Coデザイン・リビングラボ※1のアプローチを主題とし、持続可能な地域社会への変革に向けた実践や方法論の研究、人材育成、仕組みづくりに取り組んできました。

社会課題を本質的に捉えて乗り越えるデータ活用やリビングラボ実践について深めるため、本セミナーでは、地域のさまざまな課題を、行政・住民・企業・大学などが議論し解決方法を見い出し、実証実験を繰り返す「リビングラボ」という活動に関して、いくつかの先進事例を紹介します。そして、データを収集し活用して、地域の課題解決を進めていくリビングラボ・プロジェクトを新潟県内でも発足させていくことをめざします。

1:リビングラボとは、サービスの利用者である生活者と、サービスの提供者である企業・行政などが共にサービスを創る(共創する)方法論です。(引用:木村,(2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局

■第2回データ活用・DX推進産官学連携セミナー:リビングラボ特集
~データ立県にいがたを目指して~

  1. 日時:2022年8月30日(火)13:30-15:30
  2. 形式:Zoomによるオンライン
  3. 費用:無料
  4. 主催:国立大学法人新潟大学
     ビッグデータアクティベーション研究センター
  5. 申し込み方法:
    申し込みフォームよりお申込みください。

<プログラム概要>

  • 13:30-13:45 全体説明:
    新潟大学 工学部 教授 山崎達也氏
  • 13:45-14:30 事例紹介1:
    新潟大学 佐渡自然共生センター
     准教授 豊田光世氏
    NTTデータ 公共統括本部
     社会DX推進室 水野恵理子氏
    地域創生Coデザイン研究所
     ポリフォニック・パートナー 木村篤信
    佐渡市 総合政策課 課長 笠井貴弘氏
  • 14:30-15:00 事例紹介2:
    福島県南相馬市
     復興知事事業推進課 神戸貴博氏
    新潟大学 医学部 教授 坂井さゆり氏
    新潟大学 研究推進機構
     助教 後藤淳氏
  • 15:00-15:30 意見交換

■木村篤信について

[写真]木村篤信大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学を修了後、NTT研究所に入社。企業内に閉じられたデザイン研究・実践の限界を感じ、社会に開かれたソーシャルデザインの研究・実践プロジェクトを立ち上げる。福岡県大牟田市、奈良県奈良市との共同実験プロジェクトをNTT西日本と協働する中で理念を共有し、2021年、NTT西日本グループの子会社である地域創生Coデザイン研究所の設立に関与し、参画。現職。博士(工学)。デザインイノベーションコンソーシアム フェロー。東京理科大学 客員准教授。
主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボ、ソーシャルデザインの研究開発に従事。デザイン研究のチームを牽引し、企業内のUXデザインプロジェクト、地域の社会課題に関するリビングラボプロジェクトを多数実践し、コンサルティングや教育活動も行っている。現在は、「人々が主体的に共創できる社会」という地域創生Coデザイン研究所のビジョンに向けて、社会課題解決に向けたデザイン方法論やデザイン人材教育方法論などの研究・実践を主題にし、大牟田市などの地域パートナーとともに、まちづくり、地域経営、サービスデザイン、社会システムデザインなどの文脈で新しいソーシャルデザインのあり方を探求中。著書に「2030年の情報通信技術生活者の未来像」(NTT出版|2015年)など。

詳しい研究活動紹介はこちら
https://sites.google.com/view/co-creation-on-ubuntu/