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「地域医療MaaSを活用した医師・看護師の代替者によるオンライン診療(D to P with X)の有用性に関する実証」事業の採択について

(概要)
 へき地(山間部・離島等)の現状は、医療アクセス困難な傾向に陥っており、島根県大田圏域(大田市・川本町・美郷町)においても、医療機関の閉鎖やICTリテラシー不足等により、住民が医療サービスを享受できる機会が減少しています。
 この地域課題の解決に向け、社会医療法人 仁寿会、地域創生Coデザイン研究所、西日本電信電話 島根支店、MONET Technologies株式会社、国立大学法人 島根大学、公立大学法人 島根県立大学は取り組みを進めており、このたび、その取り組みの一環である「地域医療MaaSを活用した医師・看護師の代替者によるオンライン診療(D to P with X)の有用性に関する実証」事業が、経済産業省の「令和6年 地域新MaaS創出推進事業」に採択されました。
 本事業では、巡回する医療特化型車両(通称:医療MaaS)において、医師、看護師、代替者(救命救急士、准看護師等)が連携し提供する医療サービスの持続可能性を検証し、地域課題解決をめざします。

<主な検証内容>
1.医療特化型車両内の患者、代替者と病院にいる医師がリモート接続された環境における代替者(救急救命士等)の診療補助行為の品質検証
2.代替者による診療補助行為による医師・看護師の稼働削減やタスクシフトの可能性検証
3.社会実装に向けた課題整理 等

 私たち地域創生Coデザイン研究所は、上記関連団体とともに、へき地における持続可能な医療サービスの提供と医師・看護師の働き方改革に貢献するモデルづくりを通して、持続可能な社会の実現に貢献します。

・実証事業期間
 令和6年7月~令和7年3月
 
採択結果と採択地域の実証概要は以下のリンクをご覧ください。
・採択結果
  https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/pdf/20240621_bessi3.pdf
・令和6年採択地域の実証概要
  https://www.meti.go.jp/policy/automobile/r6sumamobisaitakujigyougaiyou.pdf