続・未来ある若者たちが「農業DX」について学んでいます(島根県立松江ろう学校)
松江ろう学校で「農業DX」の授業を実施(12月10日)
地域創生Coデザイン研究所ではGX(グリーントランスフォーメーション)の取り組みを通じて地域のパートナーとともに持続可能なまちづくりをめざしています。今年度、島根県立松江ろう学校(島根県松江市)にて「農業DX」に関する授業を実施しており、今般、第3回目の授業を実施いたしましたので、ご報告します。
地域創生Coデザイン研究所では、地域のパートナーの皆さまとともに、今年度、松江ろう学校の中学部・高等部の生徒向けに「農業DX」について授業を行っています。この授業は生徒にデジタル技術や農業について触れてもらい、農業の抱える課題やそれを解決するデジタル技術とそれを支えるデータについて知り、さらには環境やカーボンニュートラルについて学んでもらうために実施しております。年間3回(7月・9月・12月)の授業を行っており、島根県eスポーツ連合およびカンドーファーム株式会社の協力を得ながら実施しております。
7月および9月に実施した授業では、島根県や我が国の農業の現状や課題を学び、その課題解決のための「自動走行トラクター」「農業用ドローン」「水田用IoTセンサー」などの技術について、実際の田んぼで経験しました。
【第2回の授業のもよう】
https://codips.jp/reports/20241017/
12月10日の授業では、「環境」と「農業」をテーマとした授業を実施いたしました。授業のなかでは、以下の内容ついて学びました。
【授業の内容】
・SDGsや地球温暖化について
・農業と地球温暖化の関係について
・農業分野で地球温暖化のためにできること
・地球温暖化防止のための対策について(J-クレジットの事例)
・仕組みを支えるためのデータやデジタル技術について
・温室効果ガス削減量・炭素吸収量の算出方法について
・農業現場で起こっていること(カンドーファーム株式会社より)
この授業を通して、地球温暖化が身近な課題であることや農業と非常に密接な関係にあり、1人1人が取り組むべき課題でもあることを学びました。また、農業を事例として社会・経済・環境面で課題があるなかで、様々なデジタル技術によって課題解決の一助となり、課題解決を通じて持続的な発展につながっていくことを実感できたと思います。
地域創生Coデザイン研究所は、今後も地域の誰もが生き生きと活躍できる社会づくりおよび持続可能な農業とまちづくりの実現に向けて活動してまいります。
【写真】松江ろう学校での授業の模様