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岡山県真庭市において森林価値の向上に向けた
CO2吸収量の視える化を行いました

私たちは森林・林業を起点とした持続的な地域活性化をめざし、地域の皆さまと共に川上側の森林の健全なライフサイクルを作りながら、川下側の国産木材の安定供給や、エネルギーの地産地消を通して、カーボンニュートラル社会の実現(森林・林業DX)をめざします。


本取り組みの一環としてパートナーの皆さまとともに岡山県真庭市をフィールドとして、森林の価値を高め、将来にわたり持続可能な森林経営ができるよう、森林情報のデジタル化によるCO2吸収量の「視える化」実証を実施しました。今回の実証結果より、調査地のスギ・ヒノキ林(約13ha)では1年間に約11t-CO2/haのCO2を吸収していることがわかりました。

CO2吸収量の視える化実証のフロー

CO2吸収量のエリア分布※1

森林は間伐等の適切な森林経営を行うことで、CO2の吸収量を増加させ、森林の価値を高めることが可能となります。 さらに今回の取り組みによって適切に管理された森林のCO2吸収量は「J-クレジット制度」※2を利用したカーボンクレジットの創出が可能となり、そのクレジットの売却益は間伐や植林など森林整備費用に充てることで森林の循環利用を促し、持続可能な森林経営が可能となります。
今後、私たちは本事業で得られた知見を基に、地域のパートナーの皆さまと共に、環境と経済の両立を図りながら新たな価値創造に取り組むことで、森林・林業を起点とした持続可能な森林経営の実現と、地域産業の活性化に寄与してまいります。

1 今回の検証については、スギ・ヒノキ林を対象としたCO2吸収量を表示し、その他広葉樹などについては対象外(非表示)

2 省エネ・再エネ設備の導入や森林管理などによる温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「カーボンクレジット」として国が認証する制度。認証されたクレジットは売買が可能で企業や団体のカーボン・オフセットなどさまざまな用途に活用。

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