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【木村篤信 イベント登壇のお知らせ】
佐渡島自然共生ラボ「共創型地域課題解決「リビングラボ」のこれから」


持続可能な地域社会への変革を見据え、「人々が主体的に共創できる社会」の実現をめざす株式会社地域創生Coデザイン研究所(代表取締役所長 北山 泰三/以下、地域創生Coデザイン研究所)のポリフォニックパートナー木村 篤信が、佐渡島自然共生ラボ(Sado Island Living Lab)主催のイベント第4回セミナー&ワークショップ「共創型地域課題解決「リビングラボ」のこれから」に登壇いたします。

佐渡島自然共生ラボは、「民+産学官で、学ぶ・構想する・実践する」というLiving Lab Collaborationをコンセプトとして掲げ、傷ついた自然をどう再生するか、自然資源の好循環をどう促進するか、うまく使うことができなくなった自然をどう活用するかなど、さまざまな産業に従事する人びと、企業、自治体、大学などがつながり、アイデアを重ねながら、サステナビリティをめぐる課題に挑んでいます。

一方、地域創生Coデザイン研究所は、現代社会の社会システムの限界が多様な社会課題を生み出し、また、地域の持続可能性が失われつつあるという課題意識にもとづき、それを乗り越える手法として共創・Coデザイン・リビングラボのアプローチ※1を主題とし、持続可能な地域社会への変革に向けた実践や方法論の研究、人材育成、仕組みづくりに取り組んできました。

第4回セミナー&ワークショップでは、「共創型地域課題解決「リビングラボ」のこれから」というタイトルで、他地域で取り組まれている共創の実践・リビングラボの実践について話題を提供し、これからの佐渡島自然共生ラボの未来を描くワークを実施します。

1:リビングラボとは、サービスの利用者である生活者と、サービスの提供者である企業・行政などが共にサービスを創る(共創する)方法論です。(引用:木村,(2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局

佐渡島自然共生ラボ 第4回セミナー&ワークショップ「共創型地域課題解決「リビングラボ」のこれから」

■プログラム概要

10:30〜10:40 主旨説明
10:40〜11:10 話題提供1「小さな村で考える共創の形」
        講師|秋山淳さん 一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所・理事
11:15〜11:45 話題提供2「セクターを超えた共創の仕組みが地域に必要な理由」
        講師|木村篤信 地域創生Coデザイン研究所・ポリフォニックパートナー
11:45〜12:00 コーヒーブレイク
12:00〜13:00 ワーク「佐渡島自然共生ラボの未来を描く」
        ゲストコメンテーター 白井洸祐さん・赤嶺侑里香さん 丹後リビングラボ

■木村篤信について

[写真]木村篤信
大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学を修了後、NTT研究所に入社。企業内に閉じられたデザイン研究・実践の限界を感じ、社会に開かれたソーシャルデザインの研究・実践プロジェクトを立ち上げる。福岡県大牟田市、奈良県奈良市との共同実験プロジェクトを協働する中で、NTT西日本と理念を共有し、2021年、NTT西日本グループの子会社である地域創生Coデザイン研究所の設立に関与し、参画。現職。博士(工学)。デザインイノベーションコンソーシアム フェロー。東京理科大学 客員准教授。
主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボの研究開発に従事。デザイン研究のチームを牽引し、企業のサービスデザインプロジェクト、地域のソーシャルデザインプロジェクトを多数実践し、コンサルティングや教育活動も行っている。現在は、「人々が主体的に共創できる社会」という地域創生Coデザイン研究所のビジョンに向けて、社会課題解決やウェルビーイング実現に向けたデザイン方法論やデザイン人材教育方法論などの研究・実践を主題にし、大牟田市などの地域パートナーとともに、まちづくり、地域経営、サービスデザイン、社会システムデザインなどの文脈で新しいソーシャルデザインのあり方を探求中。著書に「2030年の情報通信技術生活者の未来像」(NTT出版|2015年)など。
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