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地域創生Coデザイン研究所

木村篤信がDeathフェス2025「死を起点にイノベーションをおこす共創PF(リビングラボ from Death:通称Deathラボ)事例報告」に登壇します

株式会社地域創生Coデザイン研究所ポリフォニックパートナーの木村篤信が、2025年4月16日(水)に開催されるDeathフェス2025に登壇いたしますので、お知らせいたします。

2025年、日本は本格的な多死社会に突入します。しかし、今の日本では、死がタブー視されてきた結果、死がとても遠い存在になってしまっています。そこで、死の周辺をアップデートする・死をタブー視している現状を変えていくために、一般社団法人Deathフェスは、Deathフェス2025を開催します。さまざまな方向から死というテーマにふれるトークセッションや体験コンテンツのほか、死についてカジュアルに、自由に、だけど真面目に語り合う場を通して、死を自分ごととして捉え直す機会を提供しています。

一方、株式会社地域創生Coデザイン研究所は、現代社会の社会システムの限界が多様な社会課題を生み出し、また、地域の持続可能性が失われつつあるという課題意識にもとづき、それを乗り越える手法として共創・Coデザイン・リビングラボ(※1)のアプローチに取り組み、その実践をより深めるための方法論として、政策を主題とした社会システムデザイン方法論※2を提案してきました。

一般社団法人Deathフェスに、弊社木村篤信が合流し、多死社会における社会システムを構想し、実現していくための取り組みとして、リビングラボ from Death(通称Deathラボ)の活動を始めています。Deathラボとは、私たちが持つ「実感」や「違和感」から、何かを形にし、社会を変えて行くための共創プラットフォームです。今回の事例報告会では「テーマオーナー」として参加した6名と共に、半年の取り組み成果を発表します。(生まれたサービス・プロダクトなどの体験あり)

・Life Re:Design(スピリチュアルペイン)
・浦出美緒(生と死の学校)
・まなべさほり(死のリテラシー学校ーDeath education)
・丸野尚恵(気まずさをほどくただいま交換日記)
・ハーディきよか(死と生について語り合うローカルコミュニティ再生)
・いなちゃん(天使のお見送り)

※1:リビングラボとは、サービスの利用者である生活者と、サービスの提供者である企業・行政などが共にサービスを創る(共創する)方法論です。(引用:木村,(2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局)

※2:社会システムデザイン方法論とは、目の前に現れる“バケツの「水漏れ」”のような問題に対処するだけでは、問題が生じる構造は温存され、また同様の水漏れが生じるという問題意識から、バケツを巡る一連の水の出入りを構造的に捉えて転換する方法論です。(引用:Atsunobu Kimura, Hisashi Haraguchi, Yutaka Yamauchi, Katsuta Matsuura,” Social System Design Methodology for Transitioning to a New Social Structure – A Holistic Urban Living Lab Approach to the Well-being City -”, Front. Sociol. Sec. Sociological Theory, Vol. 8.)

<申込・詳細>
■日時:2025年 4月16日(水) 19:30~21:00
■場所:渋谷ヒカリエ 8F「8/」COURT/CUBE
 https://www.hikarie8.com/access/
■参加申し込み
 https://deathfes2025.peatix.com/view
■詳細ページ: https://deathfes.jp/program/767/

■木村篤信について

〔写真〕木村氏大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学を修了後、NTT研究所に入社。企業内に閉じられたデザイン研究・実践の限界を感じ、社会に開かれたソーシャルデザインの研究・実践プロジェクトを立ち上げる。福岡県大牟田市、奈良県奈良市とのリビングラボ共同実験プロジェクトを協働する中で、NTT西日本と理念を共有し、NTT西日本グループの子会社である地域創生Coデザイン研究所の設立に関与し、参画。現職。博士(工学)。東京理科大学 客員准教授。大牟田未来共創センター パーソンセンタードリサーチャー。日本リビングラボネットワーク(JNoLL)代表理事。京都大学デザインイノベーションコンソーシアム フェロー。ソーシャルビジネスネットワーク フェロー。横浜市PTA連絡協議会 理事。
主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボの研究開発に従事。デザイン研究のチームを牽引し、企業のサービスデザインプロジェクト、地域のソーシャルデザインプロジェクトを多数実践し、コンサルティングや教育活動も行っている。現在は、「人々が主体的に共創できる社会」という地域創生Coデザイン研究所のビジョンに向けて、社会課題解決やウェルビーイング実現に向けたデザイン方法論やデザイン人材教育方法論などの研究・実践を主題にし、大牟田市などの地域パートナーともに、まちづくり、地域経営、サービスデザイン、社会システムデザイン方法論などの文脈で新しいソーシャルデザインのあり方を探求中。2023年には、セクターを超えた共創であるリビングラボを普及展開に取り組むために、日本リビングラボネットワーク (Japanese Network of Living Labs:JNoLL)を設立し、代表理事に就任。著書に「はじめてのリビングラボ」(NTT出版|2025年)、「2030年の情報通信技術生活者の未来像」(NTT出版|2015年)等。

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