このたび、株式会社地域創生Coデザイン研究所 ポリフォニックパートナーの木村篤信が東京電機大学(本部:東京都足立区、学長:射場本 忠彦)の非常勤講師(サービスデザイン特論)に就任したことをお知らせいたします。
地域創生Coデザイン研究所の木村篤信は、デザイン方法論研究者として主にサービスデザイン、リビングラボ※、Coデザイン、社会システムデザインなどの共創の仕組みを軸に、国内外における調査研究プロジェクトやコンサルティング、教育活動に携わってきました。教育活動については、福岡県大牟田市、奈良県奈良市などの地域のパートナーと共に社会課題解決に関するリビングラボプロジェクトを多数実施し、それらの実践や国内外の調査研究成果をもとにしたデザイン方法論を開発するとともに、東京理科大学や同志社大学、東京都市大学などの大学、自治体や民間団体に対して、デザイン方法論に基づいた人材教育を行ってきました。
この度、東京電機大学 システムデザイン工学研究科の非常勤講師に就任し、サービスデザイン特論を受け持つことになりました。同学の教育研・究理念である「技術は人なり」(「よき技術者は人としても立派でなければならない」、つまり、技術者である前に社会の一員として、人として、常に成長しなければならないということ)を鑑み、社会課題解決に向けたデザイン人材教育方法論の研究とサービスデザイン/ソーシャルデザイン教育にますます尽力してまいります。
※リビングラボとは、サービスの利用者である生活者と、サービスの提供者である企業・行政などが共にサービスを創る(共創する)方法論です。(引用:木村,(2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局.リンク)
■木村篤信について
大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学を修了後、NTT研究所に入社。企業内に閉じられたデザイン研究・実践の限界を感じ、社会に開かれたソーシャルデザインの研究・実践プロジェクトを立ち上げる。福岡県大牟田市、奈良県奈良市とのリビングラボ共同実験プロジェクトを協働する中で、NTT西日本と理念を共有し、NTT西日本グループの子会社である地域創生Coデザイン研究所の設立に関与し、参画。現職。博士(工学)。東京理科大学 客員准教授。大牟田未来共創センター パーソンセンタードリサーチャー。日本リビングラボネットワーク(JNoLL)代表理事。京都大学デザインイノベーションコンソーシアム フェロー。ソーシャルビジネスネットワーク フェロー。横浜市PTA連絡協議会 理事。
主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボの研究開発に従事。デザイン研究のチームを牽引し、企業のサービスデザインプロジェクト、地域のソーシャルデザインプロジェクトを多数実践し、コンサルティングや教育活動も行っている。現在は、「人々が主体的に共創できる社会」という地域創生Coデザイン研究所のビジョンに向けて、社会課題解決やウェルビーイング実現に向けたデザイン方法論やデザイン人材教育方法論などの研究・実践を主題にし、大牟田市などの地域パートナーともに、まちづくり、地域経営、サービスデザイン、社会システムデザイン方法論などの文脈で新しいソーシャルデザインのあり方を探求中。2023年には、セクターを超えた共創であるリビングラボを普及展開に取り組むために、日本リビングラボネットワーク (Japanese Network of Living Labs:JNoLL(読み方はジェノール))を設立し、代表理事に就任。著書に「2030年の情報通信技術生活者の未来像」(NTT出版|2015年)等。