Column SENBOKUスマートシティ公民共創プロジェクト活性化のヒントを探れ!意見交換会を実施

スマートシティに関するレポートです。

SENBOKUスマートシティ公民共創プロジェクト活性化のヒントを探れ!意見交換会を実施

地域創生Coデザイン研究所は、2023年2月28日、西日本電信電話株式会社 関西支店(以下、NTT西日本)とともに、事業構想大学院大学 事業構想研究所 河村昌美教授を講師にお招きし、SENBOKUスマートシティコンソーシアム運営委員会メンバーとの意見交換会を行いました。

■SENBOKUスマートシティコンソーシアムとは

SENBOKUスマートシティコンソーシアムは、課題先進エリアである、泉北ニュータウン地域の魅力向上、持続的な発展、また、時代に応じた新たな技術や仕組みを導入したスマートシティの実現をめざすため、公民連携で ICT を活用しながら、分野横断的に地域課題の解決などに取り組む運営主体として、2022年6月27日に発足しました。
現在、南海電気鉄道株式会社(以下、南海電鉄)、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)、NTT西日本及び堺市が、コンソーシアム運営委員会として取り組みを進めています。また、具体的な事業については、5つのワーキンググループ(モビリティ、エネルギー、ヘルスケア、スマートタウン、データ連携)で、さまざまな企業・団体がパートナー会員として取り組んでいます。
また地域創生Coデザイン研究所は、このコンソーシアムのサポート会員として参画しています。

■泉北ニュータウンを見学

NTT西日本の案内のもと、SENBOKUスマートシティコンソーシアムが進める泉北ニュータウン地域でのコンソーシアム事業の取り組みやまちの賑わいなどを見学しました。

      ・モビリティワーキンググループの取り組み

     AIオンデマンドバスや電動キックボードシェアリング

■ SENBOKUスマートシティの公民共創プロジェクト活性化に向けて

南海電鉄 西川さま、大阪ガス 辻さま、堺市 中川さま、久保さまとNTT西日本グループで、意見交換を行いました。
はじめに、地域創生Coデザイン研究所 Coデザイン事業部 甲斐田より、NTT西日本グループが進めるスマートシティの取り組みについて紹介しました。続いて、河村教授から地域創生のメソッドについてご講演いただきました。

立場の違いを超えてひとつの目的に向かってゆくコンソーシアムの意義(地域課題を解決するためには、既存ビジネスの『知の深化』だけではなく、異質な他社との協働・共創による『知の探索』を、両利きで行っていくことの必要性)、フィールドリサーチによって見えてくる因果関係をつかむことの重要性、市民の心に止まるプロモーションのあり方など幅広く意見を交わすことができました。
SENBOKUスマートシティコンソーシアムの活動がさらに加速することを感じさせる意見交換の場となりました。

この記事を書いた担当者

中本 雄太郎

ナカモト ユウタロウ

Coデザイン事業部
プロジェクト推進チーム
研究主任 リードCoクリエイター

今回のフィールドワークでは、「まちづくりにおける主役は住民の方」であることを改めて考えさせられました。実証においても単なる技術検証だけではなく顧客検証を実施することの重要性や、コンソーシアムメンバによるまちづくりに対する熱い思いと、地域課題解決に向けてチャレンジされる姿を見て、私自身も住民主体の公民共創活動の仕組みづくりをしっかり行っていきたいと思いました。
SENBOKUスマートシティコンソーシアムの皆さま、誠にありがとうございました。