こでざとウェビナーレポート
2023年2月22日(水) 18:00~20:10
テーマ:「データ活用×コミュニティ」~“データドリブン・コミュニティ”で広がる地域の可能性~
■基調講演
有識者としてSnowflake株式会社 シニアプロダクトマーケティングマネージャー兼エヴァンジェリスト KT 氏より「データで語り、行動し、人・営みを動かすには ~データドリブンの極意 誰もがデータで語り行動する世界へ~」についてご講演いただいた。
「なぜデータなのか?」や「どうやってデータを活用するか?」といった素朴なよくある疑問に対して、氏は新型コロナ禍でおきたデータ活用について日米両国での事例や実体験から解説した。
また、データを活用し、熱狂する場所としてのコミュニティの必要性やチームビルディングの方法を語った。持続するために仕組みと信念・情熱の必要性を熱く語った。
熱意を持ったデータを活用したコミュニティづくりで地域創生の鍵に向けた「闘魂注入」をいただいた。
会場やオンラインからデータ活用する上で乗り越えるべき壁や、広くオープンデータで社会システムを変えていくうえでの心構えについて質問があった。氏よりデータ活用を阻むものへ抗い・超えていくうえで熱意や信念の必要性を熱く語った。
■トークセッション「汗かき奮闘記」
「これが私たちの地域創生! 絶賛進行中・宮島の取り組みから」をテーマに、地域の実践者やデータコンコンサルタント、弊所社員を交えて実際の生々しい話や現地の体験談で盛り上がった。
関係人口を増やすために実際に宮島で実施されたデータ分析について可視化して、見えてきた事実。データドリブンのサイクルと実際にコミュニティに入り込んで地域におけるデータリテラシー向上にむけた産官学連携でのコミュニティ形成やトレーニングを行った事例を紹介。
Snowflake株式会社KT 氏より実際の現場でのデータ活用は共通認識をもてるという有用性や継続させるうえでの仕組みづくりやポイントが何か解説いただいた。トレーニングを経て、地域コミュニティで進める新たな取り組み事例としてイベント時のSNSを活用した集客強化事例を紹介するとともに、次にめざす持続可能なコミュニティとエコシステムを紹介。
また宮島ゲストハウス「三國屋」マネージャー 寺澤 潤哉 氏は宮島地域中江町の関係人口づくりの体験のほか、地域住民主体のちゅうえマルシェやコミュニティに参画した学生とのまちづくりの展望を語った。
実際にワーケションで宮島ゲストハウス「三國屋」に立ち寄った経験から宮島に移住した吉沢 元太 氏からは長期的な地域創生につなげるためには、地方で仕事をしていける環境づくりのために人が集まる場所の提供が必要だと考え、コワーキングカフェ「ミヤジマベース」を作った経緯を紹介した。また
地域創生を単独で実現するには困難であるため「戦略企画チーム」「事業推進・実務チーム」「戦略実行サポートチーム」「事実分析チーム」のコミュニティを形成することで実現スピードが加速すると語った。
(参加者)
宮島ゲストハウス「三國屋」マネージャー 寺澤 潤哉 氏
コワーキングカフェ「ミヤジマベース」店主
働き方・起業支援「MIYAJIMA BUSINESS CAMP」主催 吉沢 元太 氏
Snowflake株式会社 シニアプロダクトマーケティングマネージャー兼エヴァンジェリスト KT 氏
Slalom株式会社 Data & Analytics コンサルタント 藤原 理香 氏
地域創生Coデザイン研究所 Coデザイン事業部研究員 Coクリエイター 津田 康太朗
■データドリブン・コミュニティ取り組みのご紹介
「地域創生Coデザイン研究所流伴走型データ活用コンサルティングサービスの提供に向けて」
地域創生Coデザイン研究所 Coデザイン事業部 リード・データドリブン・コミュニティ 玉井 誠より、“伴走型”データ活用コンサルティングサービスとして個人の「信念・情熱」をつなげ、地域コミュニティの「仕組みづくり」をサポートする内容を説明。実際のデータドリブン・コミュニティ取り組みとして広島県廿日市市宮島地域におけるデータに基づく観光地経営やビジュアル分析のサイクルとちゅうえマルシェの取り組み、熊本市における熊本DXコンソーシアム「データ活用ブートキャンプ」での事例を紹介。
最後に地域創生Coデザイン研究所 取締役 Coデザイン事業部長 兼 戦略企画部長 中村 彰呉より2023年夏開講予定「地域創生Coデザインカレッジ」を案内させていただいた。