Column 宮島DX推進データ活用勉強会の開催

観光/Maasに関するレポートです。

宮島DX推進データ活用勉強会の開催

勉強会の開催

広島県廿日市市宮島の中江町にて宮島DX推進データ活用勉強会を開催いたしました。
宮島の宿泊事業者や飲食事業者の方々、県内の大学に通う学生、シンクタンク職員など、日ごろ宮島に関わる産官学の方々にご参加いただき、全4回にわたって実施しました。
データ活用の意義を学びながら、宮島に関わるオープンデータやSNSデータの可視化を参加者にて実践し、それぞれのめざしたい宮島を語る場となりました。

データドリブンなコミュニティ作り

今回の勉強会では、データ活用の意義や効果を学ぶことに加え、地域でDXやデータ活用を実践する仲間を増やすことを目的としています。
個人での取り組みではなく、地域全体で取り組むことで、データドリブンな観光地をめざしていくためのコミュニティ作りの場としても機能しました。
多くの参加者が集まり、現地開催の会場となった宮島ゲストハウス三國屋は活気に包まれました。

データを踏まえたディスカッション

勉強会では、宮島に関する統計調査やSNSデータを用いて現状を分析し、自社や地域の課題と合わせてグループで議論を交わしながら解決策を考えていきました。
最終日には、データを見ながら将来的に宮島をどうしたいかを発表する場を設け、それぞれの想いを語り合いました。
参加者からは、「自分の感じていることの裏付けが、統計データでできるのがすばらしい」といったコメントをいただき、データを見ながら地域が一体となって課題を解決していくプロセスを感じていただくことができました。

今後の展望

今後の活動においては、ご参加いただいた地域の皆さまに加え、さらに宮島での輪を広げながらデータ活用の機運を高めていく活動を進めていく予定です。
今回の勉強会で出たアイデアをご参加いただいた皆さまを含む地域の方々とともに施策として具体化していきたいと考えております。
また、この勉強会が生み出した成果を踏まえ、より多くの方々にデータ活用の重要性や魅力を伝え、地域の発展に貢献する取り組みを積極的に展開していく予定です。
これらの活動を通じて、地域の皆さまと協力しながら宮島におけるデータに基づく観光地経営への貢献をめざし、地域の発展に取り組んでいきます。

この記事を書いた担当者

津田 康太朗

ツダ コウタロウ

Coデザイン事業部
プロジェクト推進チーム
研究員 Coクリエイター

今回の取り組みでは、産官学の熱意ある地域の皆さまとコミュニティ作りを進めることができました。今後も今回できた輪を広げながら、地域の皆さまととともにデータに基づく観光地経営の実現に向けて取り組んでまいります。