Column セラミックバレーの未来を描く!ワークショップを実施

住民参加型コミュニティ・地域DX/地域通貨に関するレポートです。

セラミックバレーの未来を描く!ワークショップを実施

地域創生Coデザイン研究所は、NTT西日本岐阜支店とともに、地域の未来の姿を描くことを目的としたワークショップ『Ceramic Valley Mino未来会議』を実施しました。

■セラミックバレーとCeramic Valley Mino 未来会議とは

セラミックバレー協議会」は2021年4月に発足し、“世界があこがれる街 セラミックバレー美濃”をめざす民間組織です。協議会は、美濃焼の一大産地である岐阜県多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市からなる東濃地域を「セラミックバレー」と名付け、この地域のリブランディング、美濃焼の産業発展や海外への展開に向けて取り組んでいます。
また、『Ceramic Valley Mino 未来会議』は、セラミックバレーの「めざす未来像」を具体的に描き、地域全体が目標を共有することで一体感ある活動を展開していくことをめざして開催されています。参加者は、10年後・20年後に地域の中心となっている若手経営者が中心です。

■ワークショップ開催

2023年2月11日(土)、セラミックパークMINOにおいて、『Ceramic Valley Mino 未来会議』が開催されました。

会議の中では、セラミックバレー協議会のチェアマン笠井政志氏、チーフマネージャー井澤秀哉氏から、協議会設立に関する経緯やセラミックバレー構想などが共有されました。

また、NTT西日本岐阜支店から、NTT西日本グループが進めている地域創生の取り組みを紹介。ともに地域の資源を生かした地域づくりを行っていきたいと意気込みを伝えました。
その後、地元企業や窯業に携わる30代・40代の参加者に向けて「セラミックバレー美濃をどんな街にしていきたいか?」を考えるワークショップを行いました。

ワークショップには14名が参加。
事業構想大学院大学 事業構想研究所 河村昌美教授にファシリテータを担当していただき、3つのテーマ(①めざす将来像 ②現状の問題・課題の洗い出し ③具体的な取組みアイデア)に沿って進めました。
河村教授から、思考方法のメソッドを学びながら、チームごとに意見を出し合い、それぞれの考えや想いを論理的にまとめていきました。

お集まりいただいた参加者の皆さま同士、想いのこもった熱いディスカッションが交わされました。
ワークショップの最後には、「地域の人が地域に憧れる・誇れる街にしたい」「街全体が連動し、教育やイベントを通じて、地域資源である多様性を活用した街にしたい」といっためざす将来像・理想が参加者の皆さんから語られました。

■参加者の声

・チームの意見を聞いて進めるという点で非常に新鮮でした。また自身と目線が違う部分も多くとても良い経験となりました。
・ワークショップに参加したことで新しい視点を学びました。特に目標と現状との差に課題があり、そこから問題を見つけていく手法は参考になりました。
・このメンバーだったらこの地の未来は変えられると思いました。
参加者の皆さまからワークショップを通じて、新たな気づきが得られたとの感想が寄せられました。
 
またセラミックバレー協議会のチェアマン笠井氏からは、「未来像を語れる若者が育ってきていることを嬉しく思いました。20年後、30年後の美濃が子どもたちへとつながっていく可能性を感じました。このワークショップをきっかけにして、今後は今回学んだ進め方やノウハウなどを生かし、協議会が主体となって盛り上がる地域の未来の姿を実現していきたい。NTT西日本グループには、引き続き伴走をお願いしたい。」と力強い発言がありました。

この記事を書いた担当者

鈴木 理紗

スズキ リサ

Coデザイン事業部
プロジェクト推進チーム
研究員 Coクリエイター

今回の取り組みは美濃エリアで日々ご活躍されている方々に参加いただきました。異なる立場・環境・年代の方々が地域の将来を考える貴重な機会に立ち会い、皆さまの「こんな地域にしていきたい」という熱い想いを伺うことができました。
今後も地域の皆さまとともに、地域を元気にできるような活動を行っていきたいと思います。