Column 和歌山県高野町にて高野山ワーケーション研修を実施

観光/Maasに関するレポートです。

和歌山県高野町にて高野山ワーケーション研修を実施

研修概要

◆研修名
高野山ワーケーション研修

◆実施日時
2023年 11月 16日(木) ~ 17日(金)

◆場所
・高野山エリア
・宿坊 普賢院(〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山605)

◆参加者
高野町と連携を検討している主に都市部の企業の従業員で、ワーケーション制度に興味がある16名

◆各関係者の役割
・主催  :和歌山県 商工観光労働部 商工労働政策局 万博推進課
・研修企画:NTTビジネスソリューションズ株式会社 和歌山ビジネス営業部
・研修企画補助:地域創生Coデザイン研究所 Coデザイン事業部

◆研修目的
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)の効果を県内に最大限波及させ、閉会後も効果を持続させる取り組みの一環として実施する。高野町が有する自然・文化等の環境を活かしたワーケーションプログラムとして、県内交流人口の増加、新たな価値創出の場としての役割を果たす。合わせて、企業の新しい働き方やワーク・ライフ・マネジメントへの有機的な取り組みの促進、高野町と各企業との連携強化、参加者を通じた現地の体験・魅力の発信を目的とする。

研修実施模様

研修カリキュラムは、NTTビジネスソリューションズ株式会社と地域創生Coデザイン研究所が観光客・地域事業者に実施したヒアリングや、過去実施した研修内容をもとに決定した。高野町の魅力を発見・再認識することを目的とした、高野町関係者の解説によるガイドツアー、講話を実施。その後、各企業のリソースを活かした高野町の新たな価値創造ワークに取り組んだ。その他、マインドフルネス研修や写経体験といったウェルビーイングに関するカリキュラムを実施し、高野町特有の雰囲気を感じつつワーケーション体験ができる機会を提供した。

研修における睡眠データ取得、およびアンケート

◆睡眠データ取得概要
ウェルビーイングを目的とした研修カリキュラムが、研修参加者の睡眠の質にどのような効果をもたらすかを検証した。データ測定にはNTT PARAVITA株式会社が提供する睡眠センサーを利用した。

◆睡眠データ分析結果
表1の網掛け箇所は、研修当日において睡眠の質が改善した値を表している。

◆その他アンケート回答
・高野山という自然豊かな歴史ある場所で、マインドフルネスを体験できたことに感謝しており、とても充実したプログラムであった。
・高野山でならではの体験ができ、普段関わりのないなさまざまな年代・業種の方とコミュニケーションを取ることができて貴重な経験になった。
・ガイドで色々と教えていただき、自分で見てまわるだけでは得られない学びをたくさん得られた。より深く高野町について知ることができた。
・自然、神秘的な雰囲気に触れることで、心身共に癒やされた。

この記事を書いた担当者

小川 泰史

オガワ ヤスシ

Coデザイン事業部
プロジェクト推進チーム
研究主任 リードCoクリエイター

昨年、高野山を訪れる参拝観光者や地域事業者に対面インタビューをし、高野町における課題整理をした内容が、本研修カリキュラムで活用されています。
インタビューでは、試行錯誤をして60名以上の方から、本音を聴き出すために何度もシミュレーションを繰り返しました。
これからも、地域で活用されるアウトプットを意識したいと思います。