住民ワークショップ
No4.カードゲームを用いた住民ワークショップ
インタビューを終えた私たちは次に地域住民の方が、実際に自分たちが住みたい町、暮らしたい町の姿を語り合いアイデアを出す機会をワークショップ開催という形で実施することにしました。このワークショップではさまざまなバックグラウンドを持つ住民の方に集まってもらい、テーマが書かれているカードを使ってグループで町の現状について意見交換をし、自分たちが望む未来の町の姿について議論しました。ワークショップで使用したカードはゲーム感覚で住民感覚の街の現状を可視化できたり、世代や組織を超えた対話を促したりすることができるといった特性を持っています。当日は25名の参加者から2時間で150個ほどの町の未来を描いたアイデアの種が生まれ、こんなにもたくさんのアイデアが短時間で生まれたことには驚きました。このワークショップでは新しいアイデアを考えるだけでなく普段関わりがない町民同士の新しいつながりができ、他の住民がどのような思いを持って町に住んでいるかを知るきっかけにもなったという声もいただきワークショップを実施して本当に良かったです。またこのワークショップではインタビューで出会った方にも声をかけて参加していただけたこともあり、普段の街の集まりには参加しない層の方の声を拾えたことは大きな収穫となりました。ワークショップを実施することにより漠然としていた「新温泉町の可能性」が確かなものとなり、私たちの活動の軸を確立していきました。
※住民ワークショップについて…住民ワークショップ当日は、AKKODiSコンサルティング株式会社(旧Modis株式会社)さま、株式会社IRODORIさまにご協力いただきました。
当日のワークショップはローカルダイアログを実施しました。ローカルダイアログとは、自分たちが住みたいまち、暮らしたいまちの姿を考え、カードを使って対話しながら、まちづくり戦略を作っていくワークショップです。