「ローカルダイアログ」の公認ファシリテーターが新たに2名誕生
■公認LD(ローカルダイアログ)ファシリテーター養成講座
2023年12月18日(月)および2024年1月18日(木)、株式会社IRODORIさま(※1)が開発した「ローカルダイアログ」(※2)における、公認LDファシリテーター養成講座(※3)を受講し、地域創生Coデザイン研究所内から新たに2名のファシリテーターが誕生しました。
ローカルダイアログとは、自分たちが住みたいまち、暮らしたいまちの姿を考え、カードを使って対話しながら、まちづくり戦略を作っていくワークショップツールです。対話しながらゲームをするように進めることができるので、子どもから大人まで多様な世代がまちづくりに参加できます。より良いワークショップを実施するためには、参加者の属性や性格、そして目的を理解した上で、ワークショップ後の自主的・自発的な行動変容へ導くためのファシリテーション力が重要になります。地域創生Coデザイン研究所は、より高品質なファシリテーション力を養うことで、ワークショップを通じたパートナーの皆さまの課題を発掘するお手伝いに生かしています。
2023年12月にはローカルダイアログについて座学で学ぶ基礎編、2024年1月にはローカルダイアログを使った模擬ワークショップのファシリテートに挑戦する実践編の二部構成で実施いただきました。
※1 株式会社IRODORIさま公式HP
https://irodori-group.jp/
※2 ローカルダイアログ紹介サイトHP
https://local-dialogue.com/about/
※3 「ローカルダイアログ」はワークショップの品質担保のため、指定の養成講座を受講し終了した者のみが公認LDファシリテーターとして認定され、ファシリテートを実施できる規定となっています。
■地域創生Coデザイン研究所の取り組み
現在、地域創生Coデザイン研究所内では、新たに2名が追加となり、合計10名が公認LDファシリテーターとして認定されました。
これまで地域創生Coデザイン研究所は、ローカルダイアログを用いて以下のような取り組みを実施しております。
〇新温泉町さまとの取り組み
2022年2月に、地域住民との横のつながりをつくり、そして町を変えたいと強く思う地域の主体者を探すことを目的として地域創生活動を実施し、その中のひとつとしてローカルダイアログを用いたワークショップを実施しました(※4)。このワークショップではさまざまなバックグラウンドを持つ住民の方に集まってもらい、テーマが書かれているカードを使ってグループで町の現状について意見交換をし、自分たちが望む未来の町の姿について議論しました。
※4 弊所HPコラム 「カードゲームを用いた住民ワークショップ」
https://codips.jp/reports/kadaitansaku-shinonsen04/
■今後の展望
ローカルダイアログは、行政の結論ありきで政策を作るのではなく、対話を通じて地域住民が政策づくりに主体的に関わり、対話のデータをまちづくりに生かすツールです。自治体が主導で「一方通行」となってしまいがちな政策策定を、住民が参加して行う「共創型」に転換することをめざします。まちの皆さま、行政が当事者として未来を共創することによって、より住みやすいまちづくりにつながります。
地域創生Coデザイン研究所は、今後もローカルダイアログの活用などを通じたご支援を提供させていただき、地域の皆さまとともに「住みたいまち」の実現に向け取り組んでまいります。
各地域の皆さまで、本取り組みに関してご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。